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パキスタンみどころガイド

チョリスタン砂漠と
デラワール砦

Cholistan Desert & Derawar Fort

チョリスタン砂漠はパキスタンのシンド州とインドのラジャスラン州の「タール砂漠」につながる砂漠です。1000年前まではチョリスタンはハクラ川(チャガル川)に育まれた肥沃な平野でしたが、この川が枯渇してから砂漠化が進みました。 最近では昔の用水路を再度発達させるなどして水を供給させ、およそ10万人の人々が半遊牧半定住の暮らしをしています。

デラワール・フォート / Derawar Fort

パキスタンには砂漠の昔の交易路に沿っていくつかの「砂漠の要塞」が残されています。デラワール・フォートはジャイサルメール(インドのラジャスタン州)まで300キロの位置にあり、よく保存された要塞です。 デラワールには古来より要塞が築かれてきましたが、城壁の高さ40m、直径1.5キロの現在の要塞は、1733年にジャイサルメールの王、ラジャ・ラワル・シンにより占拠され建築されたものです。当時のデラワールはよく灌漑され、18世紀には12000人の人が暮らしましたが1960年以降の国際条約によりサトレジ川からの用水路はインドへ方向を変え、デラワールは衰退しました。 現在は再びこの用水路を利用し人々の定住が始まっています。

夕陽のデラワール・フォート
夕方、美しい色に輝くデラワール・フォート
ナワブ家の墓地

チョリスタン砂漠の暮らし/ Cholistan Desert

半遊牧半定住の暮らしが営まれるチョリスタン砂漠。 乾季には水量の多い井戸のある村に留まり、8~9月の雨の季節になるとラクダやヤギを追って砂漠へ放牧へ出かけます。 遊牧民は2~300年前にバロチスタンから移動してきた人々とされ、色鮮やかな衣装、ターバンを身についけています。 現在のチョリスタンでは灌漑用水路の発達により、定住化が進んでいます。

ヤギ、ラクダを連れて放牧に出かける老人
チョリスタン地方の刺繍、色鮮やかなものが好まれます
チョリスタン地方のアップリケ

聖者廟/ ChananPir

チョリスタン砂漠にある聖者廟チャナン・ピール。 例年2月頃には聖者を追悼・巡礼する祭りが行われます。 スーフィズムの伝統的な歌謡カッワーリーも聴くことができます。

カッワーリー
チャナン・ピール
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