秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

ブータンみどころガイド

プンツォリン~ハ~パロ

Phuentholing & Ha & Paro

インドとブータンの南の玄関口プンツォリン。インド人とブータン人が行き交う賑やかな街です。インドとブータンの首都ティンプーを結ぶ国内最初の自動車道路は1962年に完成しました。1983年にブータン国営ドゥック航空が就航し、パロからの空路入国ができる前までは、ここから入国していました。九十九折の道を走り、ダムで有名なチュカ、パロ川とティンプー川が合流するチュゾムを通過すると、美しいハの谷が広がります。標高290mのプンツォリンから2,730mのハまでの道中は、植生の変化も楽しめます。

プンツォリン/ Phuentholing

インド・西ベンガル州の国境の町ジャイガオンにはブータン建築の門があり、そこをくぐるとブータン南の窓口・プンツォリンです。国境を通過すると、さほど変化がないように見えますが、車で10分進まないうちに静かでのどかな風景に変わります。インドではたくさんの人や牛やリキシャーが行き交っていますが、ブータンに入るとその姿はなく青々とした森林風景が広がっています。

ブータン様式で造られた国境ゲート

チュカ/ Chhukha

朝、プンツォリンを出発するとお昼にはチュカ県に到着。このチュカには1986年に完成した水力発電所があり、その多くの電力をインドへ送っています。その後、どんどん標高をあげ、走ること5時間、パロ/ティンプーを結ぶチュゾムに到着です。

河川を利用したチュカの水力発電所

/ Ha

昔前のパロと称されるような、のどかで美しい農村です。歴史的にはブータンの西の窓口として軍事的に重要な役割を果たしてきました。また、インド軍駐留地に選ばれたことなどから長い間外国人観光客の立ち入りを認めておらず、2001 年から訪問できるようになったばかり。街のはずれには、ブータン最古といわれるラカン・カルポ(白寺)とラカン・ナクポ(黒寺)があり、7世紀の建設後、一度も焼失したことがないと言われています。

谷あいにあるハの町

チリ・ラ/ Chelela

夏の6~7月には高山植物を楽しめる名所として有名で、国花であるブルーポピーも見られます。天候が良ければ、女神の山・チョモラリ(7,314m)、鋭鋒・ジチュダケ(6,809m)さらにはネパールとインドシッキムの堺に聳える世界第三峰のカンチェンジュンガ(8,586m)に至るまで、ヒマラヤの峰々を遠望できます

チリ・ラの標高を示す看板
ダルシンと呼ばれる白い縦長のお経文旗がはためく
峠付近に咲くブルーポピー
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