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ブータンみどころガイド

パロ~ティンプー

Paro & Thimphu

パロから首都・ティンプーまでは約1時間弱。2008年に高速道路が開通し、パロからティンプーまでの所要時間はかつての半分近くに短縮されました。のどかな田園風景が広がり、ブータンの伝統的な様式を残す家屋が点在する中を走っていきます。空港の街と首都とを繋ぐこの区間にも、数多くのみどころがあります。

ボンデ/ Bondey

パロの街を出てすぐ、周囲には美しい水田が広がっています。このボンデの村はブータン農業の近代化に尽力した故・西岡京治氏の実験農場であるボンデファームを中心に発展した場所。西岡氏は28年間に渡りブータンに農業の技術を伝えその功績により1980年に国王からダショーの称号を与えられました。

ダショーのチョルテン

「ダショー」とはブータンで最高の爵位。西岡氏は今までこの称号を与えられた唯一の外国人です。この美しいボンデの街を見下ろす丘の上には西岡氏の功績を称えるために建立されたチョルテン(仏塔)が建っています。

美しいボンデの棚田
西岡氏の功績を称えるチョルテン

タチョラカン/ Tachog Lhakhang

ボンデを抜け、農村を走り抜けると周辺の景色は一変します。首都・ティンプーへと続く荒涼とした渓谷の中を走る道路と左手に流れるパロ川の姿。さらにしばらく走るとパロ川の対岸に大きな寺院が見えてきます。

ブータンに鉄を持ち込んだと言われるタントン・ギャルポが建てたといわれるこのお寺。現在は私有のお寺になっていますが、お寺へと繋いでいる鉄の橋は、東ブータンのドゥクスムから運ばれてきたタントン・ギャルポが作った物なのです。

荒涼とした山を背にして建つタチョラカン
パロ川にかかる鉄の橋
タチョラカンへと繋ぐ橋の上から

チュ・ゾム/ Chuzom

パロ川とティンプー川の合流点であるこの場所。ここで合流した2つの川はその流れを南に向け、インドのアッサム地方へ流れていきます。ブータンでは川の合流点は神聖な場所とされており、この神聖な場所には3つのチョルテン(仏塔)が建っています。左からネパール様式、チベット様式、ブータン様式の3つ。昔から重要な交通の要衝でもあったこの場所は4つの道路が合流する地点でもあり、一つは首都ティンプーへ、一つはパロへ、一つはハへ。そしてもう一つはインドとの国境・プンツォリンへと向かっています。ここまでくればティンプーまではあと少し。ティンプー川沿いに首都を目指します。

パロ川とティンプー川の合流地点

ティンプーに到着/ Thimphu

パロ方面から来る観光客はブータン初の高速道路を通ってティンプーに入ります。この高速道路の終点はティンプーのバスターミナル周辺。緑美しい谷間に広がる首都、ティンプーへようこそ!

谷間に広がるティンプーの町並み
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