「インドヒマラヤの王者 カンチェンジュンガ」ツアーレポート

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文・写真:楠 修
※最新のツアーとは内容が異なる場合があります。
インドヒマラヤの王者 カンチェンジュンガ

世界に14座ある8,000m峰。カンチェンジュンガ(8,586m)はその内、第3位の高さを誇り、 ネパール東部とインド・シッキム州の国境に聳えています。1850年頃には世界の最高峰と考えられていました。その事が納得できる高さ、大きさ、迫力があります。その南壁を眼前に望む好展望地ゴーチャ峠を目指すトレッキングの様子をご紹介いたします。

ラムニ、ゴーチャ峠間の展望地より、朝日に輝くカンチェンジュンガ(8,586m)
ラムニ、ゴーチャ峠間の展望地より、朝日に輝くカンチェンジュンガ(8,586m)

シッキムへ

インドの首都デリーから国内線にて西ベンガル州の都市バグドグラへ。そこからシッキム州に入り、トレッキングの起点となるヨクサムへはツアー3日目に到着し、トレッキングは4日目~11日目の計8日間です。
シッキム州は、インドにある28の州の内22番目の州として、1975年にインドの一部となりました。人口は61万人とインドで最も少なく(インド人口は約12億2700万人、首都デリー人口は1100万人)、面積も下から数えて2番目に小さな州です。

元々ここはシッキム王国(1642-1975)として機能していました。チベットにおいてゲルク派(現ダライ・ラマやパンチェン・ラマも属する最大宗派)の勢いが増し、ニンマ派の高層はここシッキムやブータン方面へと移り住みます。その中で、プンツォク・ナムギェルがシッキム王国を造ったのです(1642年)。ですのでチベット人由来の王国なのですが、18世紀以降はネパール、ブータン、イギリス等に領土を侵されるようになったのです。

 

トレッキンク1日目 ヨクサム(1,780m)~バッキム(2,750m)

トレッキング初日は16km、昼食含め約8時間の行程です。初日にしてはアップダウンもあり多少厳しい行程ですが、ところどころに咲いている可愛らしい花々に癒されながら進みます。タルチョがかかる吊り橋もいくつも渡り、更にプレク川(Prek Chu)を渡る吊り橋を通ってからジグザグの最後の急登を乗り切ればキャンプ地に到着です。
  • タルチョがかかる吊り橋
    タルチョがかかる吊り橋
  • キャンプ地への急登
    キャンプ地への急登

トレッキンク2日目 バッキム(2,750m)~ゾングリ(4,030m)

翌日は18km、昼食含め約8時間の行程。かつてのシッキム王国時代に王国から特別許可証をもらって暮らしていたチベット族の村ツォカ(Choka)、ピクニック昼食場所のフィタン(Phethang)を過ぎ、シャクナゲ林に包まれた木道や尾根道を通り、好展望地のゾングリへ。

急登もところどころにあり2日目も決して一筋縄にはいかないでしょうが、天気が良ければカンチェンジュンガを拝むこともでき気分は爽快です。他にも、カンチェンジュンガの南南東15kmに位置する聖峰パンディム(6,691m)が見えてきます。山名は先住民のレプチャ語で「王者の従者」、つまりカンチェンジュンガの護衛峰です。

このキャンプ地からは4,000mを越えてくるので高山病にも注意が必要です。気温もグッと下がり、夕方5℃~早朝マイナス3℃にもなります。

  • 木材を使って整備されたルートを進む
    木材を使って整備されたルートを進む
  • 好展望地ゾングリ
    好展望地ゾングリ。左からパンディム(6,691m)、テンジンカン(5,693m)、ジョプノー(5,842m)。

トレッキンク3日目 ゾングリ滞在

3日目はゾングリに滞在します。隣丘のゾングリ・ビューポイント(4,250m)に日の出前から登り<約1時間>、朝日に映えるカンチェンジュンガを含む連山を楽しんだり、ラトン渓谷を臨むゾングリ峠(4,550m)へ趣きます<片道約2時間>。カンチェンジュンガの南南西9kmに位置するカブルーはサンスクリット語で「戦士」、つまりカンチェンジュンガの防人となります。

この日は標高4,030mでの連泊を設けることで、高所順応をしながら溜まった疲労も取り除いていきます。

  • 東の空が紅く染まりだす
    東の空が紅く染まりだす
  • カンチェンジュンガを含む連山の展望
    ビューポイントへの道中、カンチェンジュンガを含む連山の展望
  • ゾングリ峠を目指す
    ゾングリ峠を目指す
  • ゾングリ峠から望むラトン渓谷
    ゾングリ峠から望むラトン渓谷

トレッキンク4日目 ゾングリ(4,030m)~ラムニ(4,100m)

4日目は12~13km、昼食含め約7時間の行程。途中、カンチェンジュンガの大展望やパンディム連山を眺めながら、気持ちの良いトレッキングです。

復路に宿泊予定のコクチュン(3,650m)まで一気に急な下り坂をゆっくりと降りていき、プレク川の対岸へ渡り、河原の大岩の合間を縫って昼食場所のタンシン(Tangshing; 3,930m)へ。ここからはパンディムがより近くにグッと見えます。昼食後、カンチェンジュンガ南峰の好展望地ラムニへ。

  • カンチェンジュンガの展望を楽しみつつラムニへ
    カンチェンジュンガの展望を楽しみつつラムニへ
  • パンディム連山を拝む
    パンディム連山を拝む
  • プレク川沿いを進む
    プレク川沿いを進む
  • 好展望地ラムニ
    好展望地ラムニ

トレッキンク5日目 ラムニ(4,100m)~ゴーチャ峠(4,940m)往復

山が赤く燃えだす
山が赤く燃えだす

いよいよゴーチャ峠へ。この日は14~15km、昼食含め約10時間の行程。夜中に出発し、途中にある展望台を目指します<約2時間半>。朝日が昇り、グッと近付いたカンチェンジュンガを紅く染めます。

更にここからゴーチャ峠まで更に2時間半。眠気眼をこすりながら、苦しい道のりを進みます。峠前は辛い急登が続きますが、谷間になかなか当たらなかった太陽の光が、徐々に背中を後押ししてくれます。

そしてついにゴーチャ峠に到着!眼前にはカンチェンジュンガの南壁が立ちはだかります。眼下には氷河とターコイズブルーの氷河湖が広がります。

眼前に立ちはだかるカンチェンジュンガ南壁
眼前に立ちはだかるカンチェンジュンガ南壁
  • 氷河とターコイズブルーの氷河湖
    氷河とターコイズブルーの氷河湖
  • スタッフ一同も万歳!
    スタッフ一同も万歳!
カンチェンジュンガ南壁の大迫力
カンチェンジュンガ南壁の大迫力

帰りは同じルートを引き返します。下山も楽ではありませんが、一歩一歩足を前へ運びます。
キャンプ地到着後は、倒れこむようにテントへ。夕食まで熟睡です。

 

トレッキンク6日目~8日目 ラムニ(4,100m)~ヨクサム(1,780m)

ラムニから3日かけてヨクサムへ下ります。草紅葉の赤、オレンジ、黄と白い雪が絶妙な景観を造り出しています。

決して楽ではない8日間のトレッキングを支えてくれるのは専属コックが作ってくれる美味しい料理の数々。
夕食時、ビールにて乾杯!食後はホテルの庭でスタッフを集めて唄って踊ってのキャンプファイヤーです。スタッフの皆さん、ありがとうございました!

  • トレッキンク中の食事の例
    トレッキンク中の食事の例
  • トレッキンク中の食事の例
  • トレッキンク中の食事の例
  • 下山開始
    下山開始
  • 下山後の夕食時、ビールで乾杯!
    下山後の夕食時、ビールで乾杯!

登山後はダージリンの観光もお楽しみください

登山後はダージリンに移動し観光です。ダージリンは標高2,134mの高地に位置し、北側にはカンチェンジュンガがしっかりと見える好展望地であり、かつインドの紅茶の15%を生産する良質の紅茶が手に入る都市です。人口は約12万人。イギリス人が植民地時代に避暑地として開発しました。

チベット難民センター、エベレスト初登頂者テンジン・ノルゲイが初代校長を務めたヒマラヤ登山学校、ユキヒョウのいるヒマラヤ動物園、世界遺産トイ・トレイン等々。登山の疲れを一気にリフレッシュしていただきます。

  • 世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道、通称トイ・トレイン
    世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道、通称トイ・トレイン
  • 線路幅はなんと610mm
    線路幅はなんと610mm

インドヒマラヤの王者カンチェンジュンガ。チベット、ネパール、パキスタンにあるどの8,000m峰とも違う山容と迫力で皆様を迎えてくれるでしょう。スタッフ共々、皆様も全力でサポートさせていただきます。天候が安定しやすい秋のみにツアーを設定しているので、山の展望率は非常に高いところも魅力です。是非一度カンチェンジュンガの雄姿をその目に拝んでみませんか?

 

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