「冬のラダックを歩く 氷の回廊チャダル体験とユキヒョウの里」ツアーレポート 秘境ツアーのパイオニア「西遊旅行」

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文・写真:中沢 伴行
※最新のツアーとは内容が異なる場合があります。
冬のラダックを歩く 氷の回廊チャダル体験とユキヒョウの里

厳冬期の1月にチャダルトレッキングに同行させていただきました。
ザンスカール川は、1月半ばから2月末までの間、人が通れるくらいに氷が張ると、チャダル(凍れる川)と呼ばれます。
氷結したチャダルの美しさはまさに大自然のアート。
氷河歩きとも一味、二味も違う、他では決して体験できない氷上トレッキングを体験するため私たちは、ラダックに向かいました。

凍てつく氷上を歩く
凍てつく氷上を歩く

ユキヒョウの里へ

インドの首都デリーより飛行機で出発し、レーの凍りついた滑走路に着陸しました。
到着した日は、スピトク僧院でグストール祭(月のカレンダーの29日目に催される祭)を見学しました。
この祭りは仏の供養と、ダオ(ツァンパで作った人形)の破壊が主題です。
今年も良いことがたくさんありますようにとの願いを込めて、大黒天、吉祥天や墓場の主チティパティ等々、たくさんの尊格が祭りを盛り上げます。地元の人にとっては、このお祭が終わるとチャダルの時期が始まると言われています。

翌日、ユキヒョウの里をトレッキングするため、へミス国立公園に向かいました。
フーシンにキャンプを張り、2日間に渡り、フーシン谷とタルブン谷近辺をユキヒョウ探しに出かけます。
途中、ユキヒョウの足跡や尿の後などたくさんの痕跡に出会いました。
残念ながら今回、ユキヒョウは見れませんでしたが、青羊や鷲など沢山の動物に出会いました。翌日は、ユキヒョウを探しながらルンバク村へ向かいます。今夜は地元の民家に宿泊しました。民族衣装を着させてもらったり、地元のヌードル(トゥクパ)作りにチャレンジしたり、夜は地酒のチャンをいただいたりと、家族の皆さんとのふれあいの中から、ラダックの文化を感じてもらいました。
ユキヒョウトレッキングを満喫した後は、翌日から、いよいよチャダルトレッキングです。
スピトゥク僧院のグストール祭
スピトゥク僧院のグストール祭
民族衣装体験
民族衣装体験

トレッキングに出発

チャダルトレッキングの出発地、ティラドへジープで向かいます。
到着後に、私たちの荷物を運搬してくれるポーターたちと合流し、トレッキングに出発します。
チャダルは氷上トレッキングと特殊なため、ポーターもいつものトレッキングとは違い、ソリに荷物を乗っけて引っ張っていきます。
氷の状態は、今年は気温が低いためとても良いコンディションで氷結していました。
チャダルの氷は常に天候や気候で変化し、様々な色合いや美しい姿を現します。
氷の上はスケーティングして滑ったり、雪の上を歩いたりと同じ氷の上でも色々な歩き方をします。途中、何か所か川が凍っていないため、陸上へ迂回したり、長靴に履き替えて歩くところもありましたが、全てを楽しみながら進んでいきます。
氷上をスケーティングして歩きます
氷上をスケーティングして歩きます
ソリで荷物を運搬するポーター
ソリで荷物を運搬するポーター

チャダルの魅力

チャダルの魅力は、もちろん氷上トレッキングですが、途中、完全に凍った瀑布や、ツォモという鼻の形をした凍らないユニークな滝などを眺めながら歩いていきます。地元の人々は、その滝の流れだす穴には霊が宿ると信じているので、通る時はお祈りを唱えていました。 また、陸上には、青羊や赤羊など野生の動物も時々、顔をだしてくれました。
この時期のチャダルは動物や巡礼、行商、里帰りをするためチャダルを往復するラダッキーの人々との出会いの場でもあります。
そして、復路もチャダルを通りレーへと戻りました。レー着後は、ささやかなパーティーでチャダルトレッキングの疲れを癒しました。
完全に凍った瀑布
完全に凍った瀑布
ユニークな形の滝、ツォモ
ユニークな形の滝、ツォモ
レーへ巡礼の旅に向かうラダッキーたち
レーへ巡礼の旅に向かうラダッキーたち
チャダルとは、真冬のこの時期にしか存在しない氷の回廊です。また近年、地球温暖化の影響も受けて、結氷状態も10年前に比べると、完全氷結する部分は少なくなっています。是非、結氷状態が良い近年の内にチャダルトレッキングを体験していただきたいです。今まで体験したことのないような素晴らしい世界が待っています!

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