「キルギス パミール・アライに暮らすキルギス族」ツアーレポート

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キルギス族の移動式住居ユルト
キルギス族の移動式住居ユルト

トランス・アライ山脈の麓
「パミール・アライ」の村サリタシュ

 キルギスは中央アジア5カ国の中で最も面積がせまい国ですが、私たちにとっては広大な山岳地帯と草原を持つ大自然の豊かな国です。7つの州があり、このサリタシュ村はオシュ県の最南部・タジキスタン国境に位置します。通常のキルギス観光ルートから離れるため訪れる人は少なく観光地としては発達していないため、宿泊も「民家ゲストハウス」。キルギス族の家族が出迎えてくれます。

 標高3,000mほどの草原には豊かな放牧地が広がり、そこに住居とユルト(移動式住居、キルギス語でボズ・ウィ)をたて馬やヤク、ウシを飼い暮らしてます。この「パミール・アライ」に暮らす自分たちこそ「キルギスの中のキルギス」と自称するほど、今でも馬などの家畜とともに暮らす生活が保たれています。
本来、キルギス族は一年中ユルトでの生活を行ってきましたが、ソビエト時代に行われたコルホーズ・ソフホーズ主導の牧畜の管理の結果、村に定住するようになり伝統的なユルトは夏の間だけ利用される放牧用の住居になってしまいました。サリタシュ付近では6月半ばから9月初めの短い夏の間、草原に放牧用のユルトが建てられます。

 キルギスのユルト(ボズ・ウィ)は「灰色の家」という意味で、この「灰色」はフェルトのことを指します。フェルトは羊毛を毛羽立たせて均等な厚さになるようにおき、お湯をかけながら巻き上げ、固めていく手作業で作られたフェルトは丈夫で、ユルトの表面の覆いとして5~10年は使用されます。 一部ではキャンパスやテント地の導入がはじまっていますが、ここでは手作りのフェルトのユルトが生きています。

フェルトのアップリケのほどこされた入り口から入ると、入り口に近い中央右手にストーブがあり、そのストーブの煙が、天窓をかねる天井の穴から出されるようになっています。伝統的にはユルトの屋根は天と同一視され、その中心にある炉(現在はストーブ)も神聖な場所とされていたそうです。
トランス・アライ山脈
サリタシュの南はタジキスタンとの国境となるトランス・アライ山脈。その最高峰でありキルギス第2の高峰レーニン・ピーク7,134mをサリタシュから望む    
パミール・アライ
本来遊牧民であるキルギス族にとって家畜は大切なもの。パミール・アライではヤク(高地)、馬が放牧されています。  
サリタシュ
サリタシュにあるキルギス族の墓。葬式の日に殺されたヤクや馬のしっぽが神聖な印としてつけられます。    
キルギスの乾燥チーズ
キルギスの乾燥チーズ、クルット。ミルクを発行させて丸めて乾燥させて作るチーズ。日本人のお客様にはあまり好評ではありません…   
ユルト
ユルトの中へ招待してくれました
私たち日本人がユルトを見つけて訪問すると、暖かく迎えてくれるキルギスの人々。馬の乳・クミス、乾燥ヨーグルト・クルト、生クリーム・カイマークとナン。次々と手作りの乳製品でもてなしてくれ、さらには外国人の訪問を聞いた「ご近所さん」も自慢の乳製品を持ってやってきてもてなしてくれます。もちろん、こういった乳製品をキルギス人に販売もしているのですが、外国人の訪問は彼らにとってはちょっとしたイベントなのです。 「来年の夏もまたきてくれる?写真持ってきてくれる?私たちは毎年この場所にユルトをはるのよ」この気持ちを裏切らないように、一年後、この場所を訪問する添乗員・ガイドさんにしっかり託さねば・・・という責任感を感じます。
ブズカシ
ブズカシを楽しむ人々 ブズカシは一見ポロのようですが、2組の馬に乗ったグループがボールではなく頭を落としたヤギを奪い合うこの地域のスポーツ(アフガニスタンの国技です)  
国民食ベシュバルマク
道中、キルギスの国民食ベシュバルマクを作っていました。ベシュバルマクとはキルギス語で「5つの指」を意味します。作っているところを見ていると馬乳酒(クミス)と揚げパンを持ってきてくれました。
パミール・アライに暮らすキルギス族
来年もまた来てね!

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