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タジキスタンとテルメズの遺産
文・写真西遊旅行 東京本社 中央アジア担当
ファヤズ・テパから出土された三尊仏
ファヤズ・テパから出土された三尊仏
現在はタシケントの国立博物館に保管されています
「中央アジアの秘境」タジキスタンと、クシャン朝時代の仏教遺跡が残るウズベキスタン南部テルメズを訪れるツアーに同行させて頂きました。

ブンジカット遺跡で牛の放牧に遭遇
ブンジカット遺跡で牛の放牧に遭遇


移動の途中にスイカやメロンで休憩。
移動の途中にスイカやメロンで休憩
渇いたのどを潤します


旅の途中で出会った子供たち


アジナ・テパから発見された涅槃仏
ドゥシャンベ国立博物館
アジナ・テパから発見された涅槃仏


ファヤズ・テパ のストゥーパ



カラ・テパに残る石窟寺院


旅の前半はタジキスタンの雄大な自然を堪能していただきます。ウズベキスタンから陸路でタジキスタンに入ると、視界にのどかな風景が飛び込んできます。タジキスタンの国土のほとんどはパミール高原をはじめ、山岳地帯になります。四輪駆動車に分乗し山道を走ると放牧風景や小さな村の市場が目に入ってきて、山間に暮らす人々の暮らしを肌で感じることが出来ます。4世紀~8世紀の間、シルクロードの交易を独占するほどの商才を持ったソグド人の都跡ブンジカット遺跡を見学中、牛を放牧をしている現地の人々に会いました。彼らにとって、文化的な遺跡よりも毎日の生活の方が重要だということを教えてもらい、たくましさを感じました。

その後、標高3,378mあるシャフリシスタン峠を越え、ソグド人の都跡が残るペンジケントへ。ペンジケントには大きな宿泊施設は無いので、民家をお借りしました。到着するとお父さんが笑顔で「遠くから遥々よくいらっしゃいました!」と迎えてくださり、地元の料理やたくさんの果物を用意してくれていました。なにか不都合がないかどうか常に気を使ってもらい、簡素ながらも暖かいおもてなしによって快適な滞在になりました。旅立つ朝も途中でお腹が空かないようにと、スイカやウリを持たせてくれました。このように人々のやさしさに触れることが出来るのも、まだまだ観光客が少ないタジキスタンならではなんだと、山道の途中冷やしたスイカを食べながら感じていました。

峠を越え、首都ドゥシャンベに到着すると意外と発展していることに驚かされます。街路樹や公園はきれいに整備されていて、しっかりとしたホテルもあります。ドゥシャンベでの観光の見どころは国立博物館です。ソグド人の都市跡からの出土品や壁画や、仏教遺跡「アジナ・テパ」で発見された涅槃仏が展示されています。この涅槃仏は13メートルあり、近くで見るとかなり迫力が伝わってきます。

仏教はインドで生まれたのちガンダーラ(現在のパキスタン)、アフガニスタンを経由しここ中央アジアに伝わり、その後中国、日本へと伝播しました。タジキスタンやウズベキスタン南部にはクシャン朝時代の仏教遺跡が点在しています。再び国境を越えウズベキスタン南部へ入って、まず「ダルヴェルジン・テパ」と呼ばれる遺跡を見学します。見学中に炎天下で発掘作業をしている人々に出会いました。ここで発掘された仏像等は日本の博物館に出張し展示されたことがあるので、ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。また日本の発掘隊が来ると必ず使う調査拠点も見せてもらい貴重な発掘作業の様子を教えてもらいました。

南部スルハンダリヤ州の州都テルメズ周辺にも数多く仏教遺跡が残っています。約1.5ヘクタールの広大な敷地を持つ「カンプル・テパ」や、ストゥーパや三尊仏が発掘された「ファヤズ・テパ」、石窟寺院などが残る「カラ・テパ」等が歴史的に重要な遺跡です。テルメズはアフガニタンとの国境にあり、「カラ・テパ」は国境線となるアム・ダリヤ(川)沿いの軍事基地の敷地内にあります。入域するにはあらかじめ特別な許可を申請し、見張りの軍人と共に遺跡を見学します。ストゥーパや僧院跡をはじめ、インドでよく見られる自然の丘を利用した石窟寺院などが残っています。小さな丘に登るとアム・ダリヤ(川)を挟み、対岸のアフガニスタンの大地が見えます。アム・ダリヤを眺めているとさわやかな涼しい風が吹き、仏教はここ通り日本まで伝わったんだなとしばらく感慨にひたってしまいました。

まだまだ日本では良く知られていないタジキスタンとウズベキスタン南部ですが、大自然と仏教伝播の道を感じることができ、是非また訪れたいと感じさせるそんなツアーでした。



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