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クィーンシャーロット諸島(カナダ)
太古の森と ハイダ族の残した遺跡を訪ねて

米谷 健吾
スケダンス村
スケダンス村
タヌー島
タヌー島

森の中には当時使用されていたトラックや機械が苔に覆われた姿で残っています
森の中には当時使用されていたトラックや機械が苔に覆われた姿で残っています

アンソニー島に残るトーテムポール
アンソニー島に残るトーテムポール

サンドスピットからの夕日
サンドスピットからの夕日

運が良ければイルカやクジラ、シャチといった大型動物にも遭遇できるかもしれません
運が良ければイルカやクジラ、シャチといった大型動物にも遭遇できるかもしれません

クィーンシャーロット諸島はカナダ北西部の太平洋上に位置する、北島と南島を中心に約1800もの島々から成る群島で、先住民ハイダ族の島として知られています。

ハイダ族がクィーンシャーロット諸島へやって来たのは今から約1万年前とされています。長い年月をかけて、ポトラッチと呼ばれる宴の儀式やトーテムポールなどの独自の文化を育んできました。しかし、18世紀になるとヨーロッパ人がこの島を訪れ、ハイダ族の生活に急激な変化をもたらしました。ヨーロッパ人によって持ち込まれた天然痘が免疫のないハイダ族の間に瞬く間に広まり、1万400 0人はいたとされる人口が、わずか600人程にまで激減したのです。生き残った南島の住民は村を捨て、北島へ移住するようになりました。 見捨てられた村々は放置され、残されたトーテムポールや住居の多くは朽ち果て、現在では森の一部と化しています。木で作られているトーテムポールは腐食しやすく、博物館で保存しない限りいつかは朽ち果ててしまいます。しかし、ハイダ族の人々は博物館に保存することに反対しているのです。彼らは、自然のものはその役目を終えると自然に還り、また新しい命を生み出すと信じているからです。

アンソニー島やルイーズ島に残る村跡を訪れると、朽ちかけたトーテムポールが今でもひっそりと佇んでいます。トーテムポールには先住民の生活に関わりの深いクジラやシャチ、ワタリガラスなどの野生動物や神話上の生き物が彫刻されていますが、宗教的な意味合いはありません。ある個人の出自を明らかにしたり、一家に伝わる物語が彫刻されたり、死者の業績を讃えるために作られたものでした。

クィーンシャーロット諸島の魅力は先住民の遺産だけではありません。降雨量が多いこの地域では、太古の時代から島全体を覆う神秘的な巨木の森が育まれてきました。一歩森の中へ足を踏み入れると、巨大な栂(ツガ)や唐檜(トウヒ)、杉などが太陽の光を遮り、苔が一面に広がっています。大自然が育んできた神秘の森に身を置くと、心が洗われる気さえしてくるのです。

島々の移動にはゾディアックと呼ばれる小型ボートを利用します。アザラシがコロニーを作る島、頭上を飛び交う白頭鷲、運が良ければクジラやシャチ、イルカなどの海洋動物に遭遇することもあります。

また、島に湧き出す絶景の露天風呂も楽しみのひとつ。旅の疲れを癒すには絶好の場所といえるでしょう。ハイダ族が残した遺産とカナダの大自然…。クィーンシャーロット諸島は人々の心を癒す地と言えるのかも知れません。



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