「オカバンゴ・デルタの優雅な休日 (ボツワナ共和国)」ツアーレポート

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文・写真:大友 康一
※最新のツアーとは内容が異なる場合があります。
オカバンゴ・デルタの優雅な休日

毎年5月~8月にかけてオカバンゴ川の氾濫原が造りだす大湿地帯オカバンゴ・デルタ。ここは、野生動物たちに貴重な水場を提供し、ライオンやアフリカゾウ、サイやカバなどの大型動物をはじめ様々な草食動物が暮らす野生動物の楽園となっています。今年5月、水場に集まるそんな野生動物を観察しに、オカバンゴ・デルタにある国立公園を訪ねました。
オカバンゴ・デルタの優雅な休日

オカバンゴの大湿地帯へ

南アフリカのヨハネスブルグから、飛行機はボツワナのマウンへ。標高は980mありますが1,700mの涼しいヨハネスブルグに比べるとかなり気温も暑く感じられました。
さらにここから13人乗りのセスナに乗り込み、モレミ動物保護区内のクワイ川近くの飛行場へ。眼下にはオカバンゴの湿地帯を見下ろすことができます。
ホテルのジープが迎えにくると、部屋に荷物をおいて、さっそく夕方のサファリへとでかけます。夕暮れから暗くなるまで、サバンナと湿地帯の間に生活する動物たちの観察へと出かけました。このイブニングサファリでは、日中に見ることが難しいジェネットやカラカウ、ヤマアラシにヒョウなどの夜行性の動物たちとの出会いが楽しみです。


明け方にライオンの声

まだあたりが暗いうちに起床。焼きたてのマフィンなどの朝食を食べ、まずは早朝のサファリへ出発です。明け方にオスライオンの声を聞いたというガイドさんの言葉で、ライオン目指して出発しました。他の車が発見したという無線が入り、急いでその方向へ向かうと、8頭の若いオスと、後ろから2頭の立派な鬣を持ったオスライオンが、ゆっくりと移動してきて川を渡るところでした。川の手前まで来ると、水中に潜むワニを警戒して低いうなり声を上げました。
なんと一度に10匹ものライオンを観察。こんな出来事もここオカバンゴ・デルタでは夢ではありません。


ロッジでの贅沢な時間

オカバンゴでは、大自然を満喫する厳選のロッジに滞在します。サファリの朝はとても早いため、ここでの一日は、朝夕は野生動物の観察を楽しみ、戻ってブランチを食べ、日中は、ゆったり過ごすというスタイル。動物たちと同じリズムで生活します。バーでドリンクを飲みながら目の前の湿地に現れるカバやゾウの水浴びを眺めたり、またプールサイドでのんびりと読書をしながら、水場に絶えず訪れる動物たちの声に耳を澄ますこともできます。
午後のサファリでは途中、夕暮れの時間に車を止め、デルタ地帯に沈む美しい夕日をバックに冷たい飲み物で乾杯するサービスも。
動物たちが闊歩する野生の楽園は、私たちにとっても優雅で、贅沢な時間を与えてくれる場所でした。
オカバンゴ・デルタ
ボツワナ北部に広がるこの湿地帯はオカバンゴ・デルタと呼ばれ、雨季にアンゴラで降った雨が1600kmの距離をおよそ半年かけてボツワナに流入。世界最大級のデルタ地帯へ涵養していき、形成されます。アフリカ南部に生息する野生動物の中でも種類・数ともに群を抜いており、特に減少しつつあるアフリカ象の生息数は世界一と言われます。セスナの窓からもたくさんの象を眺めることができました。
ライオン
通常ネコ科であるライオンは水を嫌がりま すが、ここオカバンゴ・デルタのライオン は湿地帯で生活しているせいか、ワニを一 瞬気にしたあと、ゆうゆうと渡って行きま した。水を掻き分けて進むには並々ならぬ 体力が要りますが、ここのライオンはバッ ファローを追って水浸しの土地を走り回っ ているため、筋肉がよく発達しています。
ロッジの一例
ロッジの一例

アフリカゾウ
Loxodonta africana
アフリカゾウ
アフリカゾウの耳は体全体の5分の1にもなる大きさで、日中の暑さから巨大な体を冷やすために、この耳を使って熱を放射する。体のシワも表面積を増やし、熱を逃がしやすくする役割を果たしている。またゾウの鼻の動きは感情を表しており、牙の上で休ませている時はリラックス、高くあげているときは警戒や、興味を示している。

ケープキリン
Giraffa camelopardalis
ケープキリン
斑点がひざ下まで広がるのがケープキリンの特徴。キリンは一度に10〜18リットルの水を飲むと言われる。しばらく頭を下げて飲んだあと立ちくらみを起こし、その状態で、敵に狙われることがある。また、頭をあげる際に血が引いて気を失うのを防ぐため、瞬時に拍数を上げ脳に血液を送り込むことができる。

アフリカバッファロー
Syncerus caffer
アフリカバッファロー
ウシ科の中で最大級の体格をもつ。アフリカバッファローはサハラ以南のアフリカ大陸に広く生息し、標高4,000mまでの水辺の草原地帯などで生活する。毎日水が必要で、水から10km以上離れる場所には決して行かない。群れは通常数100頭だが、餌が豊富にあるときは群れの数が1,000頭を超えることもある。
ヒョウ
Panthera pardus
ヒョウ
ヒョウの体は小さくてスリム。肩高も低い ため、サバンナの丈の低い草むらの中でほぼ完全に姿を隠して獲物に忍び寄ることができる。しかし狩り成功率自体は低く、20%程度。また天敵の多いヒョウは捕まえた獲物は、すぐに木の上に持ち上がり貯蔵する性質をもつ。そのため木登りのための力強い体と太い首を持っている。
ブチハイエナ
Crocuta crocuta
ブチハイエナ
クランという群れを形成しており、リーダーはメスでメス中心の社会で成り立っている。子育ては共同の保育場で行われ、子供の1年後の生存確率は60%以上という極めて高い生存力を誇っている。また、強力な顎と消化能力で獲物の骨まで食べ、髄のタンパク質などの栄養を摂る。そのため糞が白くなるのが特徴。
リカオン
Lycaon pictus
リカオン
社会性の高い動物。狩りの前には組織力を高めるため、群れのメンバーで体を舐め合い士気をあげるという。組織立った狩りの成功率はサバンナで一番高く約80%を誇る。リカオンの狩りはチームワークを活かした持久戦で行われる。そのためスタミナが重要となり、体がブチハイエナの半分であるにもかかわらず、ブチハイエナとほぼ同じ量の肉を食べる。

サファリの1日 One Day at Safari

 
ヒョウが目の前に!
ヒョウが目の前に!
アフリカンサンセットに乾杯
アフリカンサンセットに乾杯
AM 6:00 モーニングノックで起床

AM 6:30 朝食
朝焼けを眺めつつキャンプファイヤーを囲んでの食事。

AM 7:00~10:30 モーニングサファリ
早朝は肉食動物の朝食タイム、サファリの最適時間帯です。

AM11:00 ブランチ
ボツワナの食材を豊富に使った料理が並びます。

PM0:00~3:30 リラックスタイム
サファリの朝は早いため、昼寝やティータイム、プールで読書するなど快適なロッジで思い思いの時間をお過ごしいただきます。

PM4:00〜7:30 イブニングサファリ

PM8:00 夕食
デッキでの優雅なひとときを…
 

希少なリカオンの狩りに遭遇

最終日の朝、車の前に突如としてリカオンが現れました。周囲にも目をやると合計8頭のオス達です。ガイドがこの先のインパラの群れを狙っていると言ったとおり、徐々にその方向に走り始め、狩りが始まりました。 途中、立ち止まって仲間を待ったり、低い姿勢で大きな丸い耳をそばだて獲物の足音に注意を払いながら移動して行きました。追跡するとインパラが数頭慌てて飛び跳ねながら駆けて行き、緊迫した雰囲気に包まれました。結局、インパラが先に逃げてしまいましたが、とてもエキサイティングなサファリでした 。
リカオンは、群れ全体の生存のため、同時期に他のメスが妊娠することは許されず、二頭目の妊娠が発覚した時点でそのメスが間引きされます。また、グループの中で傷ついた個体は見放さず、一緒に遅れながらも面倒を見るなど、とても社会性の強い動物です。ヒョウが他の獲物を横取りするのとは違い、1日に2度狩りを成功させることができるリカオンは、自ら狩りで得たものしか捕食しないという、サバンナでは優秀なハンターです。
リカオンの狩り
リカオンの狩り

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