ユキヒョウのローリー -3

ナルタル谷に移動したユキヒョウのローリー Lolly です。前日に引き続き、朝からローリーの施設で過ごしました。(この記事のユキヒョウの写真は野性の状態のものではありません)

スキー場付近でジープを止め、ここから歩きます。地元の人に、ローリーはどうしてクンジュラブ国立公園ではなくナルタルに来ることになったのか聞いてみました。「はっきりとはわからないけど、ナルタルには軍の施設があり、軍の高官たちが見るからじゃないの?」と。確かにローリーの柵のところには、観光客、そして軍人さんの姿も。

ローリーの施設に到着すると、ローリーは朝から歩いていました。柵のふちをくるくると歩いています。施設のスタッフが言うには、肉を食べた後はこうやって歩くんですよ・・と。

ずっと観察しているとローリーの通り道がわかり、そこで待っていると正面からやってきてくれます。

後姿も。

ローリーは本当にきれいな顔をしていると、思います。

・・・尻尾の模様!耳の後ろ側の模様!

今日はとてもアクティブで色んな姿を見せてくれたローリー。16時に肉をもらいました。気温が低いのでお肉はカチカチでしたが骨ごと噛み砕いていました。

そして食後のお手入れ・・・暗くなるまでローリーを見ていました。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Captive condition at Naltar Valley, Gilgit-Baltistan

Reference : Local staff of SLF

※記事は2017年4月にupしたhttp://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/を書き直したものです。

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ユキヒョウのローリー -2

パキスタンのユキヒョウ、ローリーの話です。(この記事のユキヒョウの写真は野性の状態のものではありません)

ユキヒョウのローリーは2016年の冬にスストのチェックポストからナルタル谷へと移動しました。より大きな施設に移動したそうですが、クンジュラブ国立公園の環境とは異なる場所への移動です。

2月の北部パキスタンへ。フンザ付近から始まる高峰群は雪をかぶってとても美しいものでした。そしてナルタル谷へ。

ナルタルは豪雪地帯で、スキー場があることでも知られています。ギルギットから近いのですが4WDで行かなくてはなりません。

ナルタルに到着です。さっそくローリーのいるところへ行ってみました。スキー場側へ行き、そこから雪の山道を歩いて10分ほどの山の斜面に施設がありました。

ローリーがいません。番をしている人に聞いたところ、雪のくぼみに入り込んで寝ているので今は見えないので待ちなさい、と。

雪のくぼみからローリーが顔を出しました。

ローリー、4歳くらいでしょうか。

歩き始めました。このローリーのいる場所は山の斜面にあり、ローリーを追いかけて見える位置へと雪の山の斜面を移動するのもちょっと大変でした。

柵はこんな感じです。きれいに写真を撮りたい方は望遠レンズ必携です。

あと、ローリーが隠れて寝ていることもあるので短い滞在だとローリーに会えないこともあります。ナルタルには簡素ですがゲストハウスもありますので1泊で訪れるのもお勧めです。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Captive condition at Naltar Valley, Gilgit-Baltistan

Reference : Local staff of SLF at Naltar Valley

※記事は2017年4月にupしたhttp://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/を書き直したものです。

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ユキヒョウのローリー -1

2015年、クンジュラブ国立公園入口にいたユキヒョウ「ローリー」の話です。(この記事のユキヒョウの写真はすべて飼育個体です。ローリーは2019年5月現在、ナルタル谷にて飼育されています。)

ユキヒョウは北部パキスタンの標高の高い山でアイベックスなどの野生動物を追って暮らし、冬場にはカラコルム・ハイウェイ付近まで降りて来るのが観察されます。

13年ほど前だったでしょうか、国立公園の事務所に「レオ」という子供のユキヒョウがいて中国との国境越えツアーの際に会えるのが楽しみだったのですが、アメリカの動物園へ行ってしまいました。

そして7年ほど前、再び子供のユキヒョウが凍った川で溺れているところを助けられました。6ヶ月くらいと推定されるメスのユキヒョウは、「ローリー」と名付けられススト付近のクンジュラブ国立公園とKVOのチェックポストのそばの檻で3年目を迎ええていました。

ローリーを助けたファルマン・ラザーさん、今でも小さい時のローリーをあやすように近づきます。ローリーも「ゴロゴロ」とはいきませんが「ガウガウ」と言いながらスリスリしています。

国立公園スタッフに甘えるローリー。毎日3キロの肉をもらいます。肉は、羊・ヤギやヤクなど。

ローリーはいつまでこの状態なのか、野生に戻ることは出来ないのか。

この時、このチェックポストにいたスタッフ達は「レオ」がアメリカから間もなく帰ってくるので、レオとローリーが暮らす「リハビリテーション施設」をナルタル谷に作り、そこで繁殖を試みる・・・と先のプランを考えていると話していました。が、ここはパキスタン、筋書き通りには行きません。「ローリー」はナルタル谷へ移動しましたが「レオ」は帰ってきませんでした。

最後に、小さいころの「レオ」の写真です。クンジェラーブ国立公園のスルタン・ゴハールさんと。(写真はクンジェラーブ国立公園提供)

野性の状態ではないことは残念ですが、それでも、大型ネコ科動物ファンにはたまりません。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Photo of Leo & Sultan Gohar : Credit to Gohar -KNP(Khunjerab National Park)
※レオの写真はクンジェラーブ国立公園提供のものです。

Observation :**Captive condition in cage** Oct 2015, Khunjerab National Park, Pakistan

Reference : Mr.Sultan Gohar -KNP, Mr.Falman Razah -KVO

※記事は2015年12月にupしたhttp://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/を書き直したものです。

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ヒンゴル国立公園・泥火山世界-3

ヒンゴル国立公園のチャンドラグプ泥火山 Chandragup Mud Volcanoの泥の噴出口を上から見たところです。ここはヒンドゥの巡礼地のため多くの人が訪れ、実は泥火山の麓など意外とゴミだらけなのです。そして巡礼者による「お供え物」が泥火山の表面に浮いていることも・・・。

パキスタンの現在のヒンドゥ教徒の数はおよそ400万人と言われ、その93%ほどがシンド州に暮らしています。バロチスタン州にはヒンドゥ教徒はほとんどいませんが、巡礼シーズンになるとこの チャンドラグプ泥火山 とヒンゴル国立公園内のヒンドゥ寺院は多くの巡礼者で賑わいます。

チャンドラグプ泥火山の頂上の泥の噴出口。泥が噴き出す様子は、活発な時は1~2分おきにでも起こりますが、全くないときもあります。

この日は少し曇っていましたが、夕日が他の泥火山の方にあたり大変きれいでした。

泥火山を登るSaiyahのスタッフとお客様。

チャンドラグプ泥火山 Chandragup Mud Volcano の夕日です。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Special Thanks :Yoko Kadonaga for photograph of spout on top of the Chandragup Mud Volcano

Visit : Feb 2019,  Chandragup Mud Volcano、Hingol National Park , Makran Coast, Balochistan

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ヒンゴル国立公園・泥火山世界-2

遠くにアラビア海を望む、バロチスタンの海岸部に位置するチャンドラグプ泥火山 Chandragup Mud Volcano。ヒンドゥ教の巡礼地でもあり古くから知られている泥火山です。

泥火山(でいかざん)とは地下深くの泥が地下水・ガスとともに地表に噴出し堆積したものです。「火山」とついていますが火山活動と必ずしも関係があるわけではありません。

バロチスタンの泥火山は1840年にはその存在が報告されていましたが、調査が行われるようになったのは1945年に起こった地震以降です。その時の地震ではバロチスタンの海岸部に大きな被害があり、また泥火山の活動も活発化したそうです。

バロチスタンの沿岸部はアラビアプレートがユーラシアプレートに沈み込みんでいます。多くの場合、こういう場所では火山活動が活発なのですが、バロチスタンの場合は泥やガスが噴き出す「泥火山地帯」が出現しました。

チャンドラグプ泥火山  Mud Volcano 付近には他に2つの泥火山があります。この泥火山は2018年11月にはわずかに活動していましたがその後は休止しています。

チャンドラグプ泥火山のすぐそばにある活動の止まっている泥火山。これはドローンによる撮影ですが、泥火山の上からもきれいに見えます。

夕日のチャンドラグプ泥火山 Chandragup Mud Volcano です。

Photo & Text : Mariko SAWADA  *写真はすべてドローン撮影です。

Visit : Nov 2018, Hingol National Park,  Makran Coast, Balochistan

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ヒンゴル国立公園・泥火山世界 -1

ヒンゴル国立公園 Hingol National Park はバロチスタン州南部のアラビア海に面した地域に広がる6,100平方キロメートルにも及ぶ、パキスタン最大の国立公園です。この広大な国立公園は幹線道路も通っているし、村や町もあるファジーな設定ですが、その景観には驚かされます。

ヒンドゥー寺院ナニ・マンディールへと通じる国立公園ゲートからヒンゴル川沿いに中に入ると、泥火山が作り出した景観の中に村が点在しています。

絶景の中で暮らす人々。泥火山によって作り出された不思議な景色が広がっていました。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Visit : March 2019, Hingol National Park, Balochistan

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動画 バイクツーリング・バロチスタン

Pakistan Bikers – Balochistan | パキスタンバイカーズ – バロチスタン

2度目のバロチスタン訪問でつくった動画です。

サイヤのバイク部門、Pakistan Bikers のチームとパキスタン人ライダーの方々と訪問した2月のバロチスタン。オフロードでは降雨のあとでぬかるんだりと苦労もありましたが、マクランコースト、ブズィ峠などはライダーにとっては素晴らしいところだと感じました。道がよく交通量が少ないのも魅力。

Videography : Mariko Sawada,  Aziz Rassol

Visit of Balochistan : Feb 2019 with Saiyah &  Pakistan Bikers team
Thanks to Mr. Yousaf, Mr. Rizwan and Mr. Aziz for being model for the clip!

カテゴリ:# バロチスタン州の動画 > ■バロチスタン州 > # バイクツーリング in パキスタン
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動画 バロチスタン原風景 – True beauty of Balochistan

True beauty of Balochistan – Pakistan | バロチスタン – パキスタン

バロチスタンを訪問して作った1本目のバロチスタンのビデオです。

私が見たもの・・・マクランコースト、ヒンゴル国立公園、泥火山、モーラチョトーク、そして伝統を守る人々の暮らし。壮大なバロチスタンの自然を背景に家畜とともに暮らす人々の姿はまさに「バロチスタン原風景」。

音楽はCoke Studioに出演しバロチスタンについて歌ったAkhtar Chanal 氏のものです。

Videography : Mariko SAWADA  澤田真理子

Visit of Balochistan : Nov 2019 with Saiyah team

Music Courtesy : Coke Studio, Akhtar Chanal

カテゴリ:# バロチスタン州の動画 > ■バロチスタン州
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ソリハシセイタカシギ Pied Avocet (ソーン渓谷)

ソーン渓谷のウチャリ湖で観察したソリハシセイタカシギ Pied Avocet です。

ソリハシセイタカシギはヨーロッパや中央アジアで繁殖し、冬にアフリカや南アジアに渡ってきます。パキスタンではインダス川流域、湖、湿地、アラビア海沿岸で冬を越しますがバロチスタンの海岸の干潟では繁殖も観察されたそうです。

近くで観察できなかったのですが、この白と黒の特徴的な羽と反った長いくちばし、灰色の脚は疑いもなくソロハシセイタカシギ。

ラクダを引く人とソリハシセイタカシギ。自然と人の、大変美しい景色でした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : end of March 2019, Uchhali Lake, Soon Valley, Punjab

Reference: Birds of Pakistan, Birds of the Indian Subcontinents (Helm Field Guides)

 

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夕日のオオフラミンゴ Greater Flamingo in Sunset (ソーン渓谷)

イスラマバードから1泊2日で訪れたソーン渓谷のウチャリ湖。お天気に恵まれ、美しい夕方の光の中、オオフラミンゴを観察することができました。

ハシビロガモ Northern Shoveler とオオフラミンゴ Greater Flamingo

輝く湖面を飛ぶオオフラミンゴ

湖の岸辺のオオフラミンゴ

飛び立つオオフラミンゴ

ウチャリ湖の上空を飛ぶオオフラミンゴの群れ

日が落ちてシルエットとなったオオフラミンゴ。ウチャリ湖でのあまりにも美しい一日でした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : end of March 2019, Uchhali Lake, Soon Valley, Punjab

Reference: Birds of Pakistan, Birds of the Indian Subcontinents (Helm Field Guides)

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